・壁倍率15倍

木の建築フォーラムさんの中大規模木造の講習会が昨年末ありましたが、壁倍率換算15倍相当まで計算でOKとなりました。色々制約があるので簡単ではないと思うのですが、条件に合えばかなり使えると思います。
ここまで高耐力だと接合部の設計が肝になります。ホールダウンが柱外面に設置出来ればいいが壁内や側面では鉄骨の感覚からすると微妙です。出来れば柱芯に設けたいところ。
高耐力金物はカ〇〇ンさんくらいしかメーカーが見当たらず選択肢は増えそうもないような状況。
接合部もN値計算相当では厳しそうで、ラーメン置換モデルで検証しないと金物の設計は難しいと思います。いざとなったらタイロッド使うしかないか。
他にも壁の剛性、接合部バネ、床の納めなど色々考えなければならない部分があって木住協さんの高耐力壁使ったほうが楽なのではと思うところもあります。
昔実験と計算で壁耐力を性能評価にかけて計算については一部蹴られた記憶がありますが、15倍相当が計算でOKとなった現在変わったな~と思う今日このごろです。