・wallstatによる色々な検討
フリーソフトのwallstatで通し柱の影響を比較してみました。
以下のモデルは、左がすべて管柱、右は通し柱を入れました。耐力壁は一階すべて2.5倍の合板、2階は半分合板で半分石膏ボード、重量はデフォルト値です。地震波は2階用極稀地震をY方向に設定しています。耐力は耐震等級は1程度です。
特に大きな差はありません。以下はプログラムに添付されている神戸波にした結果です。
管柱タイプが倒壊しました。2階の変形を確認します。
倒壊しないほうも2階フロアで最大20cm以上となっています。ここまでくると実際の壁はほとんど壊れています。。。通し柱も断面欠損を考慮すると接合部耐力は概ね25%程度低下すると思うので105角程度では管柱でも通しでもあまり変わらないと思いますが、通し柱の欠損はいずれ検証してみようと思います。設定できるのかな?
ついでに上記モデルで、一階壁の壁耐力を上げるとどうなるか。左は耐震等級1、右は耐震等級3で1階はwallstatの3.7倍壁を使用し2階はすべて合板にしました。
等級3が倒れてしまった。
等級3の壁のパラメータのマイナス勾配を合板と同じにしてwallstat添付の2階用極稀地震を1.5倍して解析してみると。
ここでは順当に等級1が倒壊しています。等級3の倒壊原因は想像できそうですが、少し時間かけいろいろ検証したいと思います。